ダイバーズベゼル 比較
季節も良くなり、かなり暖かくなってきました。
衣替えついでに腕時計も、付け替えたい季節です。これからの季節ですと水に強いダイバーズウォッチが好まれると思います。
またダイバーズウォッチは各社いろいろなモデルがありますが、いわゆるダイバーズベゼルはこんな違いがあるのを知らない方もお見えですので今回はベゼルの違いを説明させて頂きます。
一般的にダイバーズベゼルは時計の外周(ケースの外側)にあります。

私の使用しているモデル Sinn U1 このモデルは1000mの防水性能を誇ります、そして時計の外周には逆回転しか回らないベゼルが付いております。
皆さんご存じなのは、やはりこのようなデザインが多いはずです。ROLEX、OMEGAなどの有名メーカーのダイバーズの時計のほとんどは時計の外周に回転ベゼルが付くデザインです。
このようなダイバーベゼルメリットはすぐに回せることだと思います。
欠点はどうしても時計が大きくなってしまい、武骨なデザインになる事
インナーベゼル式の時計の代表としては、モーリスラクロア ポントスダイバー
PT6248-SS00L-130-4 価格337,700円税込

モーリスラクロアの時計ポントスダイバーは2時位置のリューズで時計内部のインナーベゼルが回転し計測可能です(ねじ込みリューズなので通常時にロックしておけばインナーベゼルは回転しません

BALL ウォッチのダイバークロノメーター
DM2280A-S1CJ-BE 価格440,000円税込 がございます。
BALLのダイバークロノメーターは2時位置のリューズを押し込んで回す事によりインナーベゼルが回転する方式です(非常に珍しくわたしもこのモデルしか見たことありません) ねじ込みリューズではないのですが、押し込まなくて通常時に回すと空回りする方式です。
ではなぜこのようにインナーベゼル方式があるのか? と私は考えました。
たとえばSEIKOのダイバーの横画像です

殆どのメーカーがこのようにはめ込み式のダイバーベゼルです。 この方式の弱点は衝撃や何かに引っかかってしまってベゼルが外れてしまうという弱点があります。

※ 上はSinn U1の結合式ベゼルです、矢印のあるところのネジで止まっているためぶつけたり、引っ掛かりで外れることを防いでます(SINNの時計の全てのダイバーベゼルがこのようになっているのではありません、EZM3は嵌め込み式です)
また、ベゼルをぶつけてしまいベゼルリングに傷が出来て目盛りを視認できなくなることもあります(最近のモデルはセラミックベゼルが増えたので傷に強くなりましたが、セラミックベゼルリング自体が外れる事例もあります)
インナーベゼル方式のダイバーベゼルは、引っ掛かりがないので外れてしまうことがありませんし、サファイアガラスの中の文字盤に付いているので傷が付くこともありません。
インナーベゼルは操作するリューズが引っかかってしまったり、瞬間的にベゼルを回す事が出来ないことがデメリットでありますが、時計をぶつけてベゼルを破損したり、紛失したりすることが無いのがメリットだと思いますし、デザインも武骨になりにくいデザインの物が多いです。
一概にはどちらが良いとは言えませんが、インナーベゼル方式のダイバーは少数派なので実用性はやはり時計外部に付くベゼルが主流なんでしょう(コストもインナーベゼル方式の方が複雑になると思います)
人とは違う時計をお探しの方や、武骨なデザインが好きではないダイバーをお探しの方にインナーベゼル方式の時計がオススメです。
わたしもインナーベゼル方式のダイバーズは1本も持っていませんので、、、意外とレアモデルです
