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機械式時計で良く聞く振動数とは?

もうご存知の方も多いと思いますが、機械式時計で良く聞く振動数とはなに?

ノモス

一般的にテンプ(丸いリング)という部品の振動する数を言います。

marvin

最近は↑のように12時位置の窓から(表から)テンプの動きが見える時計も増えてきました(画像はMARVINの時計です)

 

例えば8振動というのは1秒間に8回このテンプ振動します(振り子のように行ったり来たりしますので回転はしません)

1秒間で8振動→1分だと480振動→1時間だと28,800振動(1日だと691,200振動、1年だと252,288,000振動ととてつもない数字となります。人間の心臓の鼓動より速く、これだけ動けば数年に一度は分解掃除が必要になるのも頷けますよね!)

この振動数が高いほど時計の精度が出やすいとされておりますが、反対に速く動けば動くほど耐久性に問題が出てきます(部品摩耗や各部のオイル切れなど)

また反対に振動数を下げると精度は出しにくくなりますが耐久性に優れてきます(オールドムーブに多いです)

18,000=5振動(Sinn6100に使われるユニタスベースのSZ04など)

21,600=6振動(現在のノモスαムーブ、オメガスピードマスタープロフェッショナルのレマニアムーブなど)

25,200=7振動(オメガ2500、8500のキャリバーなどに使われています)

28,800=8振動(ETA7750や2824など)

36,000=10振動(ゼニスのエルプリメロなど)

↑28,800/h(8振動) 以上の時計はハイビートと言われており、現在発売されております時計でもクロノメーターのモデルは殆どこれ以上の振動数です。

※ オメガの2500キャリバーや8500キャリバーは25,200/h 1秒間に7振動となりますがクロノメーターです。個人的には25,200もハイビートと言っても良いと思いますがあえてオメガは耐久性の問題でわざと8振動にしなかったのでは?と思います(推測です)

また反対にノモスなどの手巻きの時計、ユニタスムーブ(懐中時計などに使われるムーブ)、オメガスピードマスタープロフェッショナルに使われているレマニアムーブは振動数が低くロービートと言われております。

※ 良く聞くと、機械式時計の「カチカチ」音で振動数の違いも分かりますよ^^

 

ロービートのムーブメントでも仕上げによってはクロノメーターのモデルやクロノメーターに近い精度まで追い込める時計もありますし、ハイビートだからといってクロノメーターにも程遠く精度の悪い物もありますので、あくまでもご参考までにしてくださいね!

これだけははっきり言えます「時計の精度は振動数だけでは決まりません、細かな調整、ムーブメントの構造、部品の仕上げなどで十分変わってきます」

 

あ~ぁ また堅い話をしてしまった(笑)

 

SinnのCEO ローターシュミットさん

私はお会いするのは2013年のバーゼル以来でしたが、SinnのCEO ローター・シュミットさんも、輸出担当マネージャーのニコール・バウシュさんもお元気でそうでお変わりありませんでした。

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バウシュさんの肩に、何げなく私の手が・・・・・まぁ気にしないでください^^

色々なお話がありましたが、Sinnは今後も他の時計ブランドには無い個性を出した素敵な時計を作ってくれそうですので楽しみにですよ!

 

SinnのNEWモデル No.1

 

先日、Sinnの日本総代理店であるホッタさんの催しで、SinnのCEO ローター・シュミットさんを囲んでのパーティーが開催されました。

その会場には日本全国のSinn販売店様がお見えですので新作のご案内(バーゼルでは未発表モデル)の試作品もお披露目となりましたのでここでご案内させて頂きます。

 

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Sinn6068NK

ジンの新作「6068NK」は、ドイツ ザールランドの都市ノインキルヒェンとの特別な関係を象徴するモデルです。ノインキルヒェンはジンのCEOローターシュミットさんの出生地であり彼の故郷に対する思い込め、それを形にした世界限定200本限定モデルとなります。

バックサファイアクリスタルにはノインキルヒェンの紋章を、ローターにはシリアル番号も刻印されております。

ケースサイズも38.5mmと使い勝手が良く、12時間式の第2時間帯表示、10気圧防水とシンプルなドレスウォッチならが実用性の高いモデルとなっております。

レザーストラップ仕様 予価230,000円+TAX

メタルブレス仕様 予価290,000円+TAX

日本に入荷してくる本数はかなり少ないと思います。ご希望の客様はお早目にお問い合わせくださいませ!(fwna5614@mb.infoweb.ne.jp)

腕時計のクォーツ?ソーラー?GPS?電波?ってなに

最近よく間違われている方が多いので時計のいろいろな種類に付きまして説明させて頂きます。

今回はもっともメージャーなクォーツ式に付きまして細かに類別させて頂きます。

  • クォーツ式とは(1年~数年間駆動し続け)電池交換を必要とするものです。
  • ソーラー時計とは(ソーラーパネルで光を集めて内部電池に充電)電池交換が殆どいらないもの(内部電池は車などのバッテリーと同じで充電、放電を繰り返しますのでいつかは交換が必要です
  • 電波時計とは、時計自体が電波を受信して時刻やカレンダーを修正するもの(よくこの電波時計だと電池交換が要らない?と勘違いされる方が多いです)ただし弱点があり世界中でも電波を発信している国は少なく日本、北米、中国、ドイツ、イギリスのみとなります(各国それぞれ周波数が違いモデルによってはその国でしか使えないモデルもあります)
  • ソーラー電波とは、光で内部電池に充電し、電波を受信して時刻やカレンダーを修正するものです(最近はSEIKOやカシオ、シチズンなど国産時計はソーラー電波の時計が増えております)
  • GPS時計とは、屋外で複数のGPS衛星から位置情報と時刻情報を取得し、地球上の様々な場所でも正しい時刻を表示する時計です(セイコーアストロンはGPSソーラー時計ですのでGPSで時刻を受信して、文字盤のパネルで光を集めて内部電池に充電して動きます) GPSは屋内では受信し難い特徴があります
  • GPSハイブリット電波ソーラー時計とは、名前の通りでGPSの衛星電波受信+標準電波受信の組み合わせたモデルとなります。GPS時計の弱点を克服していますが電波時計でもマンションや鉄筋の建物などの屋内は電波を受信することが出来ない場合があります。

上記はいずれもクォーツ式の駆動方式で電池又は内部電池を動力にして動く時計たちです。クォーツ時計はもともと精度が非常に良く、殆どの時計は一日に1秒も狂わないのが特徴です(よく説明書などみると月差±15秒とか書いてあると思います。これは1か月での時刻制度なので機械式に比べれば非常に精度が優れているのが特徴です)

また価格も非常にお値打ちの数百円~数十万、数百万円といろいろありますが比較的に超高額品時計は少ないです。

※クォーツ式の時計では数十万~超高額時計に付きましては、時計の内部の機械よりも外観の宝石や貴金属などがついているので値段が上がるものがほとんどです。

 

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