先日ご案内したフレデリックコンスタント
もう少し続きをご紹介させて頂きます。
モノリシックというのは「一枚板」みたいな訳になりますよね！
↑ これが主流の構造です。
↓モノリシックオシレーターはこれを一枚のシリコンと2つの調整重りで作成してしまったのです。
革新的なシリコン製モノリシックオシレーター
フレデリック・コンスタントは、弾力性特性素材であるシリコンの一体型モノリシックパーツを採用することにより機械式時計の計時精度に画期的なコンセプトを導入しました。
標準的な調速機構における26個の部品を、2つの調整ウェイトを含む一体型シリコンパーツで代替しました。全く新しい設計のオシレーターのサイズの直径は9.8mmという従来のテンプサイズに収まるように設計。厚みは0.3mという髪の毛より細い薄さです。
脱進機のアンクルをシリコンオシレーター内部に組み込み、ガンギをオシレーター内に内蔵したことで、サイズを抑えた超薄型オシレーターとなり、振動子の超薄型化とすべての機能を1枚の薄いシリコン層に収めることを可能にしました。モノリシックオシレーター、ガンギ車ともに単結晶シリコンに酸化処理を施し、シリコンの保護膜（酸化膜）を形成させています。そのため、見る角度によっては異なる色に見えます。
ようするに、26個の部品から構成される標準的な調速機構を、2つの調整ウェイトを含む単一の単結晶シリコン製モノリシック オシレーターで代替。要するにヒゲゼンマイを持たない。この独自のメカニズムによって100％の耐磁性を獲得し、通常の10倍速にあたる毎時28万8000振動で高精度を生み出す。その振動の様子は6時位置の窓から確認できる時計です。
いろいろな時計評論家などもこのモノリシックオシレーターにつきましては評価が高いです。
ちなみに メーカーのこのサイトを観てください https://frederiqueconstant.jp/features/monolithic/
他にも YouTube で わかりやすく説明してくれております。
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ただし、現在販売しているとはいえ完全なものでもありません。
Q）ひげゼンマイがないので磁気帯びしない？
A）磁気には強いですが、ひげゼンマイ以外、ほかの部分が磁気を帯びることがあります。もちろん一般的な時計よりもかなり磁気に強いです。
Q）超絶ハイビートなので精度が格段によい？
A）現在販売できているモデルでも精度の基準がハッキリ言って良くはありません（大体日差で40秒ぐらいは大目にみてください）、ハック機構がありませんので秒針を止めることができませんのでそんなに気になることはないと思います。
それより超絶ハイビートなので秒針の動きが本当になめらかで、素敵な時計です。
Q）自社キャリバーなのでオーバーホールなどメンテナンスがかなり高い？
A）トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーに比べてもお値打ちにメンテナンス出来ます。しかも正規品を購入すると会員価格での修理ができますのでお得です（現在の会員価格でオーバーホールすれば69,300円税込です）
他にもいろいろなことがございますが、この構造を市販していることに対してすごくリスペックして良い時計です。
価格も通常のメーカーであれば、200万ぐらいするのが当たりまえなのに、SSモデルでなんと540,000円（税抜き）と驚愕するほどお値打ちです。
また大きさも40㎜ケースに収まり、時計も11.3㎜と自動巻きでは十分薄いです。
数世紀前からの時計の構造を打ち破ることが出来た素晴らしい腕時計です。
フレデリックコンスタントはこの時計を作るのに3年間かかったのも頷けます（むしろ3年でよく作った思います）
FC-810MC3S6（白）SSモデル
FC-810MCN3S6（ブルー）SSモデル
自動巻き〔FC-810〕、ハートビート、パワーリザーブ80時間、毎時288,000振動・40Hz、ケース径40mm、ケース厚11.38mm、3気圧防水、ステンレススチール、アリゲーターストップ、世界限定810本
スリムライン モノリシック マニュファクチュール 価格594,000円税込
現在ご予約受付中です。 （予約特典ございます）
※ 現在期間限定ですが、サンプル展示中してます。
