ドイツから戻りました レポート3
続いては
博士の説明でドライテクノロジーシステムにつきまして教えて頂きました。
ETAから供給されるときにはムーブメント一つ一つ↑のような袋に入って納品されるようです(袋には不純物質が入らないように窒素ガスが充てんされています)
最初の2枚の画像は時計を真空にして、アルゴンガスを入れてからドライカプセルを入れる機械となります。
そして最後の画像ではケースを切断しドライカプセルが入った状態がよく分かると思います(結構長いでしょ!)
ドライカプセルは博士も色が変わったからと言ってすぐにOHする必要はないと言っておりました。色が変わるのは水分を吸収したあくまでも目安。他のモデルにはこんなシステムはないし、他のメーカーにもドライテクノロジーシステムは無いらしいです。OH時には自動的に交換されますので安心してください。
ジンの特殊オイル使ったモデルを-45~+80℃の温度検査を全モデル確認してから納品するところがSinnの凄いところ!(普通他のメーカーだと何個かランダムに抜き取り検査をするのが一般的ですが、この温度検査ではムーブメントが良くても針などほんの僅か曲がってしまうことがあるそうです。そんなモデルを弾くために全検査してます)
防水実験
実際に一緒にジンツアーに参加された方の腕時計を100気圧の検査にかける実験をして頂きました。
無事にクリアして何よりでした(笑)
お昼過ぎ(12時を過ぎておりましたが半分ぐらいの人が残って作業しておりました)
ランチタイムではなかったら技術者さんの席は全部埋まるそうです(若そうな人も女性も大勢です。彼らは分担制ではなく、一つ一つ担当制で自分の組み立てた時計を分かるようになっているようです)
そして2Fからホールをみると壺がぶら下がってるのが良く分かりますよね!
なんなんだあのツボは?
ジンの本社にはこのように直接購入するかたの売店があります。
かなりのスペースがあり、全モデルが陳列しております(日本には未入荷のモデルなんかもあります)
そして非売品ではありますが
Sinn212KSK コマンド や Sinn142ミッションD1 なども展示されてます。
3Fから見たホールの壺、、、、、なにかの呪いよけなの?
まさかあれはドイツでは縁起物? (日本のたぬきの置物や招き猫みたいなもの?)
なんの秘密があるのやらと聞いてみると、、、、
「雨漏れがあったところに壺をおいて置いたけど、なんか気に入って飾るようになったんだって」
マジか?って声が出るほど簡単な答えでした(笑) 日本みたいに地震がないから揺れないんでしょうね!
シュミット社長も合流して遅めのランチを頂きました。
(寿司ランチ最高です、かなりヨーロッパ全土で寿司の知名度が上がっている為に美味しかったです)
その後はダイバーモデルに合うよ~ とダンドルさんお勧めのこれ↓
EZM12で採用している簡単にバンドを外すことが出来るアタッチメント付きバンド
※ U1やU2、UXシリーズはもともと大きいのに、このアタッチメントを繋げると余計バンドが長くなる、、、、日本人標準の腕回りの人にはたぶん着けることが出来ないと思うけど、、、、と伝えておきましたが、、、、20mmでも販売するよと、、、、問題はそこじゃない長さです(笑)
長いブログで申し訳ありませんもう少しお付き合いくださいませ!
次回はフランクフルト市内のSinn販売店、リューデスハイム、ワイナリーの観光編となります。