Sinn 857 UTC TESTAF レアモデルの紹介
Sinn857は現在でも販売されているモデルであり、現在はSinn社からドイツ連邦共和国(軍)に納品している実績のあるモデルです(Sinnではドイツ軍に納入してるので、日本にも入荷が割と少ないモデルです)
Sinn857 UTC TESTAF ※ 6時位置にある飛行機のマークがTESTAFの証
「TESTAF」(テスタフ)って何?
と最近Sinnを知った方にはなかなか知らない規格ですが、Sinnの現社長であるローター・シュミット氏が2008年から取り組んだ課題があり、「パイロットウォッチの技術規格の開発」
ジンの原点であるパイロットウォッチには評価の基準となるものが存在しなかったのです。
「デザインはどうあるべきか?」
「どのような機能が必要か?」
そのような質問に対しても誰も普遍的な回答を出すことができない状態でした。
※ 時計業界で各社パイロットウォッチというだけで規格となる物がなにもない状態です(たとえば黒い文字盤に白い数字を組み合わせるだけでパイロットウォッチと名乗るメーカーもあります)
こうした状況を改善するために、ジンは航空工学の権威であるドイツのアーヘン応用科学大学航空宇宙技術学部の教授(フランク・ヤンザー教授)、ヨーロッパ屈指の教育研究機関と協力体制を築きあげながら数年間のリサーチプロジェクトを共同で実施して誕生したのが、パイロットウォッチの技術規格「TESTAF」(テスタフ)なのです。
その後にはVFRという新しい基準と名称が変わりましたが、このTESTAFが礎となっています。
Sinn857 UTC TESTAFの性能 (独特のオレンジがかっこいいです)
視認性の構成要素となっている3・6・9・12のインデックスを強調したコックピットクロックのデザインを映し、第二時間帯表示の目盛と針にはオレンジ色を使用した、計時要素も十分に備えたパイロットウォッチです。
耐傷性の高いテギメント加工(904Lのスーパーステンレスに傷に強い特殊加工が施されてます)、Arドライテクノロジー、ジン特殊オイル(ー45度~+80度での精度保証)などのジン・テクノロジーを搭載しています。
現在でもレギュラーモデルのSinn857は購入可能ですが、このSinn857 UTC TESTAFはディスコンのため新品で手に入るのは珍しいと思います。
常連のS様いつもありがとうございます、お買い上げありがとうございました。SOLD OUT
※ 価格もSinn857 UTC の440,000円よりもお値打ちで 396,000円税込となります(現在の857はセリタムーブですが、この857TESTAFは今では珍しくなったETAムーブ搭載してます)