Sinn 6200 meisterbund1は日本に3本!!
今年のバーゼルで発表されたsinn6200 meisterbundⅠ (ドイツの3社の力を合わせたSinn+UWD+SUG=meisterbundⅠとなります) は世界限定55本ですが、日本には3本しか入荷予定が無いそうです。
今回はなかなか手にすることは難しいモデルですが、この独特なムーブメントに付きまして少し説明させて頂きます。
今回このmeister bundⅠに搭載されるムーブメントはUWDのオリジナルキャリバー「UWD33.1」となります。
ニッケルシルバー(※1)製のキャリバー「33.1」は、片方にのみ構成部分が施されたいわゆる回転香箱を搭載しており、そのパワーリザーブは55時間(sinnの55周年記念モデルにピッタリですよね)。
(※1 ニッケルシルバーやジャーマンシルバーまた洋銀、洋白とも呼ばれ、銅・ニッケル・亜鉛の合金となり銀ではありません。日本では500円硬貨に用いられています。ニッケルシルバーは真鍮に比べ強度が更に高く美しさに優れていることから、ドイツでは伝統的な素材とされているため高級ムーブメントにはニッケルシルバーを採用されることが多いです(ランゲのムーブも確か同じなはず)。特徴として、経年による色目のエイジングが挙げられます。新品や比較的新しい状態ではシルバーと呼ばれる通りの銀色ですが、歳月を経る事で柔らかなゴールド色の色目へと変化していきます。新品以外の500円玉もなんだか少し金色が入っているように見えますよね)
また動作の微調整は偏心錘の回転によって行われ、時計の振動システム全体の不釣り合いも調整できます。ムーブメント全て綿密な仕上げにかけられ、優雅な姿をとっていることも特徴です。
プレートと受けでは、マット仕上げでダイアモンド研磨されたエッジが際立ち、マットとポリッシュを組み合わせた表面仕上げになりムーブメントの風貌がとりわけエレガントに強調されます。
↑ UWD33.1の特殊な調整機構は、スワンネックの機能原則に従って、時計を正確に微調整できます。テンプ機構の釣り合いを正確に保つためにてん輪に施された6つの偏心錘もついております。
以前定価は200万ぐらいと推測しておりましたが正確な日本の定価は2,300,000円+税となります。
世界中で55人(日本では3人だけ)しか持てない超レアなモデルですので値段よりも凄い価値があると思います。