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自動巻き ウォッチワインダーをご利用頂いてる方に

投稿日: 2020年10月8日

カテゴリー: ブログ

タグ:

自動巻きの時計を複数お持ちの方にはウォッチワインダーを使われている方多いと思います。

ただ通常のワインダーでは同じ回転方向にしか回らない物が多いと思います(オービタのようにスイング式は問題ありませんが両方向回るワインダーでも気を付けなければならないこともございます)

 

皆さんもご存知の通り、自動巻の時計はローターが回転してその動きを歯車を使って時計内部のゼンマイを巻き上げる仕組みです(そのゼンマイが解ける動力で時計が動きます)

ただ注意事項がございまして、時計のムーブメントによっては右回転しか巻き上げ出来ないムーブメントや左回転しか巻き上げ出来ないもの、両回転どちらでも巻き上げ出来るものと3種類に分かれるのは知らない方も多いと思います。

 

まず両回転(どちらに動いてもゼンマイを巻き上げることが出来る)ムーブは、ETA2824、ETA2892,A|ETA2893やセリタ220、セリタ300などです。当店で取り扱いがあるモデルの具体的なモデルとしてはSinn556、856、EZM3、BALLではオハイオやマーベライト、キャノンボールⅡなどなど、ちなみにモーリスラクロアのアイコン3針モデルもです。

こうしてみると3針モデルのほとんどのモデルは両方向巻き上げ可能です。

 

そして右回転ムーブメントはクロノグラフに多く使われている、ETA(エタ)7750,SW(セリタ)500などです。

代表的なモデルでは、Sinn103、356、6000、BALLウォッチではストームチェイサープロやNEDU、サブマリンウォーフェアクロノグラフ、モーリスラクロアのクロノグラフもこのムーブメントを使ってます。

 

左回転のムーブメントは、非常に少ないですが現在では販売していないレマニア5100を搭載した、SinnのEZM1や142、156Bなどです。

 

ウォッチワインダーを使われる際に気を付けなければならないことは、右回転のムーブメントに対して反対方向に巻き上げるワインダーでは十分巻き上げ出来ない可能性があること(止まりやすい、精度不良)

両巻きのモデルはどちらに巻き上げても問題ないのですが、片側しか巻き上げない時計と同じワインダーを使っている際には気を付けることが必要です。両方向に動くワインダーを使って3針モデルを動かして、そのワインダーに片方しか巻きあげできない時計(ムーブメント)は巻き上げ効率が落ちてしまい、精度不良や止まったりします。

 

あと大切な事ですが、同じムーブメントでも、ローターや時計の大きさが違えば巻きあげ効率も変わりますし、新品の時計と数年使った時計でも巻き上げ効率も変わります。

もう一つ大切なこと、ワインダーの精度と手に着けた時の精度も違います(もちろん理由も分かりますよね!手に着けた時には色々な姿勢や角度、動きが常時変わります。ワインダーのように固定されていませんのでどうしても時刻精度に違いは出ます)

 

あと超絶に大切な事、

 

 

 

手巻きの時計は自動巻きワインダーでは巻き上げできません(笑)

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